《かごしまのニュース》
『日置5人殺害事件 控訴審判決 一審の死刑判決を支持 控訴棄却』
※画像をクリックするとスタートします。
日置市で親族ら5人を殺害したとして鹿児島地裁で死刑判決を受けた男の控訴審判決。福岡高裁宮崎支部は一審の死刑判決を支持し、弁護側の控訴を棄却しました。
岩倉知広被告は日置市の近くに住む祖母の住宅で、父親の正知さんと祖母の久子さんらあわせて5人を殺害し、遺体を遺棄した罪に問われています。
一審の鹿児島地裁は岩倉被告の完全な責任能力を認め、死刑判決を言い渡しました。
岩倉被告は即日控訴し、去年10月に始まった控訴審も一審と同じく、岩倉被告にどの程度責任能力があったのかが争点に。
岩倉被告の精神鑑定を行った医師は、一審が認定した妄想性障害より重い、重度の統合失調症だったとする鑑定結果を出し、弁護側は「責任能力は限定的」とし死刑判決の破棄を求めていました。
13日の控訴審判決で福岡高裁宮崎支部の平島正道裁判長は、「精神障害は軽微で、被告の人格が犯行に大きく影響したとする一審の判断に合理的な疑いは生じない」などとし一審の死刑判決を支持。
弁護側の控訴を棄却しました。
弁護側は判決を不服とし、13日最高裁に上告しました。
Copyright(C)
KKB鹿児島放送
All rights reserved